はっさくミカン

まだまだ成長したい思いと、子供たちと過ごす時間の中での気づきを綴っています

みんな こんなリアルを過ごしているかな『きみの友だち』重松清著

あの頃の切ない気持ちが、えぐり出されます

以前、現役の高校司書の方が、
講演会の中でおすすめしていて、
ずっと気になっていた本。

その時の司書の方は、
生徒たちに「一番泣ける本はどれ?」と聞かれると、
いつもこの本を薦めるんだそう。

私が読んでみて感想は、
泣けるかというと、涙が出るほど泣くわけじゃないけど、
なんかホッといい話だったなぁと思いました。

ただ、重松清さんの作品は、
中高生の多感な子供たちの気持ちを、いつもリアルに描いていて、
そのリアルさに私はいつも、昔の切ない傷をえぐられる思いです。。

今回も、そんな気持ちで読みました。 

重松清著書『きみの友だち』

小・中学生のいろんな子供の日常生活をリアルに描いた
連続短編集です。 



あらすじを少し。。
事故で松葉杖生活を余儀なくされる恵美。
病気で学校を休みがちな由香。

二人とも学校の友だちから孤立してしまい、
全くタイプの違う二人だけど、いつも一緒にいるようになる。

その二人を取り巻く周囲の友だちにもいろんな悩みがあって。

周囲に嫌われないようにしたり
親友でもありライバルでもある友達に対する、小さな嫉妬や妬み
目立つタイプの友だちに媚びたり
転校先の学校でまたいじめに合わないように無理して空回りしたり

そんなみんなは、恵美と由香の存在を疎ましく感じつつも、

二人のいつもブレない関係をどこか羨ましい気持ちで見る。
由香は病弱だからあまり学校に来れなくなってしまうんだけど
離れていても友達だとお互い信頼しあう二人。

 

花いちもんめ

本の中に「花いちもんめ」の話が出てきました。

あの子が欲しい、この子が欲しい
相談しましょ、そうしましょ。

自分の仲間に欲しい子を指名して、
ジャンケンに勝つと仲間に入れることができる。

でも、最後まで名前が呼ばれなくて、放っておかれたり。
すごく寂しい遊びだと書いてありました。

恵美は「みんな」を信じないし、頼らない。
一人ひとりは良い子だけど、
「みんな」の中にいる限り、誰も頼らない。

だから、恵美は花いちもんめをやったら
由香を指名すると。
それで同じチームになったら、
「だれもいーらない」って言うと。。

恵美は強いです。

友だちから孤立して、
由香と仲良くなって
本当の友だちを見つけられたから
本当に強くなった。

私も狭い狭い世界で生きてた、中学生の頃の自分に、
恵美の強さがあったら、よかったなと感じました。


小中学生のリアルな年代のお子さんが読んだら、
きっと、前に一歩進む勇気をくれる本だと思います。
もちろん大人の方も!


少しまとまらない記事になってしましました。。
今日はどうしても、こんな思いを書きたい気分でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)